DANGER DANGER/DANGER DANGER
1989年、デビュー、DANGER DANGER の1stアルバム。彼らはキャッチーなメロディとキュートな?ルックスで、特に女の子に人気がありました。 サウンドの方は正統派アメリカン・ハード・ポップ・チューンが満載の1枚。 まったく暗さはありません!!!! ポジティブな音楽なので、聴くと元気になってきます! |
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一曲選べと言われたら………"NAUGHTY NAUGHTY"を。サビがキャッチーでなんかハッピーな気分になれます。 |
SONATA ARCTICA/ECLIPTICA
北欧フィンランドの若き至宝、SONATA ARCTICA衝撃のデビュー作。IRON MAIDEN FESTIVALに行く朝、約4年ぶりに聴いてみた。 「えっ?このバンドってこんなに良かったっけ?」と再発見。その日のライヴもARCH ENEMYよりも、IRON MAIDENよりも個人的には良かったー!! ヴォーカルも歌巧いし、演奏技術もハイレベル。早くも、今もっとも単独公演を観たいバンドになってしまった。 このアルバム、疾走感溢れる粒揃いの楽曲が満載。これでもかと容赦なく押し寄せる美旋律の波に溺れ、めくるめく音の快感に身も心も酔いしれること必至。 これは、2ndも3rdも買いに行かなくちゃ(笑) |
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一曲選べと言われたら………彼らの曲の中でもいっとう好きな曲"My Land"。ライブでも盛り上がる曲です!! |
ROYAL HUNT/Clown in the Mirror
久しぶりに「EPILOGUE」が聴きたくなり、聴いてみた。昨今の速い音楽に少々疲れ気味の耳にミドルテンポの音が優しく感じられる。 巷では、アンドレ・アンダーセンのキーボードにばかり注目が集まるが、個人的にはスティーン・モーゲンセンが「ベンベン」と鳴らすベースのどこか温かみのある低音の響きもかなり好き。バンド+女性ヴォーカルのコーラスも綺麗にまとまっていてGOOD! ちょっとコワい道化師の表情からは、そうは思えないがとても「聴きやすい」アルバムで、良いメロディを持つ曲が多数収録されていて、1つも「捨て曲」がない。 アルバムを一言で言い表すなら、 北欧伝統の美旋律にクラシカルフレーバーがプラスされた逸品。っていう感じかな? |
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一曲選べと言われたら………静かに始まりドラマティックに展開する名曲"EPILOGUE"。これで決まり!! |
TNT/My Religion
北欧美旋律の巨匠、TNT。これが8作目のスタジオアルバム。 名盤「INTUITION」の呪縛から逃れられなかった感のある彼らだったけど、本作「My Religion」は、「INTUITION」以降、彼らが試みてきた現代的なロックを取り入れることにもようやく成功し、サウンドにダイナミズムが加わり、素晴らしい仕上がりになってます。 それにしても、携帯でみたけど、「HMV売れスジ洋楽アルバム6位!」はすごい快挙! このまま突っ走って欲しいです!! |
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一曲選べと言われたら………"Perfectly "。あの名曲"End Of The Line"を彷彿させる叙情的なバラード。 |
Hoobastank/THE REASON
LINKIN PARKも、LIMP BIZKITも好きになれなかったのに、フーバスには「ハマった」ねー。 ラウドでヘヴィなのにとんでもなくメロディが綺麗で、聴きやすい。 あんなに日本人顔なのに英語しゃべって(日系人だから当たり前)、信じられないくらい「いい声」のヴォーカル、ダグラス・ロブは最高! ギター、ベース、ドラムスの演奏もタイトにビシバシ決まるし、ここっていう時の曲のカッコよさ、スケール感が堪らない。こんなに2ndが良すぎたら、次はどうなるんだ?(いらぬ心配か) |
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一曲選べと言われたら………"JUST ONE "。元気いっぱいな曲。曲の最後、ダグラスの咆哮が堪りませ〜ん! |
AEROSMITH/GET A GRIP
突然ふと「CRYIN'」が猛烈に聴きたくなり、ん年ぶり?にかけてみた。 今まで大ヒット作「PUMP」の方が私好みだと思ってたけど、このアルバムも「エアロ印」満開で、聴き応えあり過ぎるほどあり。 MTVの「やや過激なPV」の印象が強すぎて曲自体をよく聴いていなかったかも…、と反省。。 スティーヴンのヴォーカルはいつも存在感強烈だけど、バンドのグルーヴィーな演奏も実はかなり強力なんだな、これが。 |
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一曲選べと言われたら………いろいろ迷ったけど、やっぱり"LIVIN' ON THE EDGE"。映画「ターミネーター」子役のエドワード・ファーロング君出演のPVもいろんな意味でヤバかった。。 |
EVIL MASQUERADE/Welcome to the Show
ROYAL HUNTの初代シンガー、ヘンリック・ブロックマンのニューバンドの1st。 上述のように突然「EPILOGUE」が聴きたくなるりっちぃだから、当然このアルバムは「買い!」だった。 ハッキリ言って期待以上の出来映えに大満足。ROYAL HUNT在籍時よりもヘンリックのヴォーカルは説得力と表現力を増し、力強い。 全体にネオ・クラシカル(近代風クラシック?)なメロディとヘンリック・フリーマンが奏でるギターとゲストキーボード奏者達の超絶技巧アルペジオがたっぷりと堪能できる、耳が歓ぶ一枚だ。 曲をドラマチックに盛り上げるリズム隊のセンス溢れる演奏も「聴きもの」。 |
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THE VINES/WINNING DAYS
中毒性の高い音楽である。アルバム全篇を漂うまったりとしたメロディには不思議に癒される。 |
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TESLA/THE GREAT RADIO CONTROVERSY
アメリカン・ハードの雄、テスラ。これが2枚目のアルバム。 「Love Song」はラジオでも時々かかるのでずっと気になってたけど、アルバムは買いそびれていた。実は近所のCD屋の安売りで思いきって買ってしまったー。 でも思いきってよかったー!今主流の音楽とはやっぱり違う「80年代風ギターサウンド(ってそりゃ1989年の作品だもん、当たり前)」がそこかしこで鳴り響く。 あー、あの頃はヨカッタ。なんて昔にタイムスリップしてしまいそう。 「Love Song」は今も昔も胸を焦がす文句なしの名曲だと納得。 |
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一曲選べと言われたら………"Love Song"。これを聴く為にアルバムを購入したみたいなものなんだから、当然。 |
WINGER/THE VERY BEST OF
シーンに彗星のごとく現れ、気が付けば姿を消していたWINGERのベスト・アルバム。 変拍子を多用していて”ノリ”もあまり良くなく(とにかく昔はノリのいいのが好きだった)、曲全体の輪郭もダイレクトにはつかみにくい。(サビはキャッチーな曲もあるけど…) まだ若く未熟であった(今も成熟してるとはいい難い)私には彼らのサウンドは”とっつきにくい”感じがしてCD単位で接することはなかった。 純然たるオリジナル作品ではないベスト盤だけど、ここに収録されている曲の”クオリティの高さ”は脱帽もの。 それにしてもWINGERを”まともに演奏できないポーザーバンド”なんて言う人が少なからずいたなんて信じられないよね、ホント。 |
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TWILIGHTNING/DELIRIUM VEIL
最近「ハマって」いるのがコレ。とにかくメロディがいい!!他の同系統のバンドと大きく異なり、アルバム全篇に「80年代のムード」が色濃く感じられるのが逆に新鮮。 ツインギターのスリリングな掛け合いもあり、ギターテクも極上。高速一辺倒ではない扇情的かつ流麗なギタープレイは最高にカッコいいのだ。 ドラマーはトミー・リー(ex-Motley Crue)をお手本にした、手数の多さより弾みあるドラミングに重きを置き、曲にメリハリを付け、好感が持てる。(ツーバス踏みまくりのドラムスは個人的に苦手…) 時に東洋風とも思える音色を響かせるキーボードも、楽曲に神秘的な雰囲気と奥行きを醸し出す。 曲の印象を決定付けるのは何といっても歌声。ヴォーカル、ヘイキ・ポイヒアは、デスヴォイスからハイ・トーンまで使いこなす素晴らしい喉の持ち主。「Under Somber Skies」では表現力も豊かな歌いっぷりが堪能できる。 なんやかんや書いたけど、80年代のバンドやツインギターが大好きな人は一度聴いてみることを強くお勧めします!(えっ、もうみんな聴いているって?失礼しました(笑)) |
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一曲選べと言われたら………アルバム唯一のバラード"Under Somber Skies"。80年代風王道ロックバラード。 |
POISONBLACK/ESCAPEXSTACY
何といったらいいのだろう。特別メロディアスなわけでもないのに何故か強く惹かれる重くもの悲しい音像。 歌が凄く上手いこともないのに、太くまろやかでけだるい「男の色気」を感じさせるヴォーカル。 言い方は悪いが、「ダーティーなBON JOVI」みたいなフックのある楽曲群も、印象的で○。 どこか演歌チックな気もするスローな「泣き」節も「日本人好み」ではないだろうか?? ひたすら地味なのに止められない。当分はコレを聴くのだろう多分。(笑) |
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DRAGONHAMMER/Time For Expiation
CD店で担当者のおすすめだったので何気なく試聴。一聴して楽曲のクオリティの高さに耳漬け!5曲ほど聴いて即清算カウンターへ。 今は購入後初めて聴いているところ。実はまだ最近コレを聴いてます。ってワケじゃないけどきっとこれから聴くと思うのでこのコーナーに早々と登場させてみました。 「DRAGONなんとか」って名前にちょっと抵抗もあったけど、名前で決めちゃあいけませんね。(笑) サウンドは80年代調の雰囲気も漂わせる「正統派ヘヴィ・メタル※」で、心地よく聴ける爽快ナンバーや、泣かせるバラード、メロスピ風のハードチューンなどなど。優れたアレンジ能力と高度なテクニックを持っているバンドでややプログレッシヴな面も覗かせているけど、しっかり聴かせどころの「ツボ」は押さえてますね。 やっぱりシンガーの力量が安定しているからこれだけヴァラエティに富んだアルバムが作れるんだなぁと納得。 もしもお店で見かけたらチェックしてみて下さい! センスのいいバンドです。日本盤出ないかなぁ? ※バンドのオフィシャルサイトに入ってみたら、「メロディック・パワーメタル・バンド」だそうです。失礼しました(汗;)このアルバム、2ndアルバムでした。(1Stも聴いてみたいかも) |
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THE WHO/WHO'S NEXT+7
上記のアルバムばかりずっと聴いているわけじゃないだろう?と思った貴方、正解。 ながーい間更新してませんでしたが、実はここ最近一番聴いていたのはこのアルバム。 ROCK ODYSSEYに行く前から「暮しのBGM」としてよく聴いていたけど、生WHO を観てしまってからは、よりじっくり聴いてます。 THE WHO は、「My Generation」で知ったので、すっかりハード・ロックのバンドだと思ってたんだけど、実際はどちらかというと「パンクな」バンド(精神性が)。音は?というとそうハードでもなく聴きやすいです。初めて聴いたときは、なーんだ、普通のロックじゃん。と思ってしまったくらい。 シンセサイザーを導入していて聴きやすくある意味「ポップな」アルバムだという印象は実際のライヴを観てふっとびました。ライヴに行った後聴いてみると、ピート・タウンゼンドのギターの音ひとつとっても生々しく感じられ、緻密に作りこまれた音造りだと思わせておいて実は結構スポンテニアスな楽曲だったみたい。何度聴いても飽きないし、ロジャー・ダルトリーのヴォーカルは上手いというよりは個性的です。(決して下手だと言っているのではありません。) それにキース・ムーンの一筋縄ではいかないドラムスに、ジョン・エントウィッスルの複雑なドラムにマッチしたベースライン(共に故人)。バンドのアンサンブルも最高のレベル。 うーん、やっぱり歴史的名盤ですね。これは。 |
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一曲選べと言われたら………"BABA O'RILEY"。昨夏のロクオデ04では、曲のイントロから圧倒されました。。 |
THE RASMUS/DEAD LETTERS
今、話題の北欧フィンランドのバンド、THE RASMUS の日本デビュー盤。 1曲目、FIRST DAY OF MY LIFE。 ヘヴィでフックのあるイントロは吸引力抜群で流れるような曲展開が印象的な楽曲。 続く2曲目、IN THE SHADOWS はダンサブルなリズムアレンジが斬新。「I 've Been Watching〜」のサビは一度聴くと忘れられない強烈なインパクト。 、3曲目STILL STANDING を聴く頃にはすっかり彼らの音楽の虜となってしまった……! 北欧独特の哀愁のメロディとサンプリングなどを組み合わせたモダンなアプローチががっぷり4つに組むとこんなにも美しく力強いサウンドが生まれるのか、と感動。 加えて彼らの場合は、伝統的なハードロックの手法も取り入れ、80年代アリーナロックの王道路線の音を意識していて、メタル、ハードロックを感じさせるところが個人的にかなり嬉しい。 アルバムを通して聴いてもどの曲もクオリティが高く練り上げられている。しかも、聴きやすく、覚えやすい。4曲の日本盤ボーナストラックも含め、こんなにも良い曲が1枚のアルバムに詰め込まれていることは本当に珍しく素晴らしい。(ボーナストラックの曲は昔の曲?) ラウリの歌声はハスキーヴォイスだが、枯れてはいず清涼感もあり、少年っぽいイノセンスや感傷も感じさせる。特別上手いシンガーではないけど、技術を越えた魅力が際立っていると思う。 |
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一曲選べと言われたら………"FIRST DAY OF MY LIFE"。よ〜く聴くと「演歌調」の曲(笑)。かなり好きです!! |
SILVERTIDE/SHOW AND TELL
フィラデルフィア出身の5人組、SILVERTIDE。まだ20歳そこそこの若者なのに、音楽はヴィンテージもの。 この古新しい音楽が、今のグランジ・オルタナ世代の若者たちにどれだけ浸透していくのか不安はあるけれど、ロックの普遍的なカッコよさが感じられるアルバムで、もはや言葉はいらない、っていう感じかも。 80年代ロックのキャッチ-で分かりやすいメロディを70年代ロックの香り漂う即興的な演奏で、彼等独自の「グルーヴ」を加え、まとめあげているのが爽快!! そこには、偉大な先輩たちに対する深いリスペクトの想いもはからずも滲み出ていて、「ルーツをあまり感じさせない」最近の音楽とは一線を画していると思う。 「ロック」が好きっていう人なら、一度は聴いて欲しいアルバムの誕生だ。 |
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一曲選べと言われたら………"FOXHOLE J.C."。これはもう、SILVERTIDE版"悪魔を憐れむ歌"☆★ |
EUROPE/START FROM THE DARK
ご存知、北欧最高峰バンドEUROPEの復活第1作。アルバム通産6枚目。 最初聴いたときは、過去の音と比べてしまいなんだかなぁと思ったものの、改めて心をまっさらにして聴いてみればこのアルバム、なかなかいいです。 煌びやかで華やかな「80年代北欧メタル」の音はここでは聴けないけれど、変わりにさらに深みのあるしっとり?とした燻し銀の味わいとでもいうかそんなものが滲み出てます。 でもよくよく聴いてみると、ダウンチューニングであっても、メロディは美しいと思うし、哀愁も漂いまくっているし、やっぱりコレもEUROPEの作品なのですよ。 本国スウェーデンのヒットチャートではアルバム初登場2位!さすが、ヴェテランの風格。まだまだ人気は衰えていませんね。 |
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一曲選べと言われたら………"HERO"。このアルバムで最もEUROPEを感じさせる曲。メロディーが美しい〜。 |
HOPE OF THE STATES/THE LOST RIOTS
まず、帯タタキが凄い!「"ホープ・オブ・ザ・ステイツ"の旗の下、虚飾と退廃の時代に火を放て。」だ。 さすがにレコード屋の試聴コーナーでそれを見たときは、ちょっと引いたけど、恐いもの聴きたさっていうか、「どんな音なんだろう?」と恐る恐る好奇心で手を伸ばしてみた。 1曲目、「The Black Amnesias」を聴き始めて、気が付けば夢中で聴いていた。楽曲の力に打ちのめされるっていうか、魂を激しくゆさぶられた。音楽を聴いてこんな気持ちになるなんて…。 心の一番深い処にダイレクトに響く音。この1曲は私を完全に圧倒し飲みこんだ。。 インストゥルメンタルはこの曲だけで、後はヴォーカル入りの楽曲となっている。ヴォーカルも上手い下手といった次元を超越している。非常にエモーショナルな声を聴かせ、叫んだりはしないが、静かな中にも秘めたる熱情を強く感じさせる。 歌無しでも充分に勝負できると思わせる充実の演奏ぶりで、個々の楽曲のインストゥルメンタルパートは歌より雄弁に何かを語りかけてくるようだ。 最後になってしまったが、来週11/28に関西上陸。「百聞は一見にしかず」、これは見るっきやない!!かも。 |
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一曲選べと言われたら………"The Black Amnesias"。この曲には殺られました。。 |
THE VEILS/THE RUNNAWAY FOUND
ほんっとのこと言うと、今一番聴いているのは、EUROPE(ライヴ近づいてきましたから)。 その前によく聴いていたのがTHE VEILS。ちょっと遅れたのですが、今年中にどうしてもこのバンドを紹介したいので取り上げます。 まず、アルバムジャケット。宇宙船のような車の後部のような不思議な物体。背景は荒れ地。さらに後に見えるのは湖?それとも海? 一目見てとても気になるジャケットでした。でもすこーし前(夏ごろ)に見たときは購入をためらったのだけど、今回は思い切って買ってみました。典型的ジャケ買い(笑)。 そして、帯たたきの言葉にもかなり興味が湧きました。「神に祝福された声…中略…ザ・ヴェイルズという奇跡のバンドの歩みが、ここから始まってゆく」…って最上級の賛辞が恥ずかしげもなく並んでいます。なんか誉め過ぎ-、そんなにいいのかなぁ?と思ったけれど実際に銀盤から流れ出してきた声は。。 まさに「神に祝福された声」。 フィン・アンドリュースの歌声は、20歳の若者にしてはしわがれているけれど、曲に合わせて歌を歌うというより、彼の語る物語がそのまま歌として昇華してゆく、それを表現するのにふさわしい声ではないかと思います。彼の歌声にはうっとりと聴き惚れてしまう魅力もあります。 感情表現はどちらかと言えば押さえ気味。でもデリケートで壊れそうでそれでいて、実はとてもしっかりした芯が一本通っていると感じられました。 アルバムの曲は、彼が全て手がけたもので、すっと自然に馴染んでくるような心地よい曲はとなりにそっと寄り添ってくれる優しさに満ちています。 ところが、歌詞はハッピーではなく「喪失感」を切々と歌い上げているものがほとんど。 不思議に暗くならないのは、きっと歌詞を乗せている曲が美しいからなのでしょう。 バンドの演奏も文句なしの上手さ。フィンが自身の曲を完璧に演奏できるミュージシャンを友人のつてなどで募ったのだとか。BGMとしてただ流しているだけでもその場の空気がフッと和むような独特の懐かしさや、甘酸っぱいようなほろ苦いような香りを放つ素敵なアルバムです。 一つ、残念なことが。。今年の1月に初来日公演が終わってしまっていたのでした。次回来日時は生でフィンの声に触れてみたいと思っています。 |
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一曲選べと言われたら………"TALK DOWN THE GIRL "。ギターの音がメロウに響くマイナー調の曲とフィンの浮遊するヴォーカルが心に染みていきます。。。 |
EDENBRIDGE/SHINE
オーストリア発、昨今話題の女性フロントマンを擁したメロディックロックバンドEDENBRIDGEのニューアルバム。 FMでその歌声を耳にして、「う〜ん、なんか凄いぞっ。キター!」って思ってCD出たら買おうと決めて去年の暮れに早速購入。 でも、年明けは「北欧ライブ4連発」で忙しく?後回しに。 ライブ後はSONATA ARCTICAのニューアルバムを聴きまくってしまい聴けてなかったんですよ。 はっ、肝心のアルバム紹介になっていない。えっと、まず女性ヴォーカル、サビーネ・エデルスバッカーの声、これはもう上手い下手を越えて(いや、上手いと思うけど)とにかく癒されます。聴いていると心が洗われるような澄みきった美しい声は押しつけがましくなく耳に優しい〜。NIGHTWISHのターヤ・トゥルネン(Vo)と似ているけれど、もうちょっと親しみやすい感じ。楽曲の方は古き良き北欧ハードロックの流れを汲むもの(ROYAL HUNT風だったり)で、キーボードもかなりフィーチャーされていて、ちょっとくどい曲展開もあるけど、それも許せるような懐の広さを感じさせますよ。4曲目は、オリエンタル風なムードもあり特にユニーク(イントロは女子十二楽坊風?)。アルバムのところどころでギターも「泣いて」います。 ミドルテンポの曲が多くスピードを求める人にはかなりもの足りないだろうけど、ハードロックはスピードじゃない!しね。 メロハー好き、女性ヴォーカル好きには気に入ってもらえる一枚じゃないかな。 でもラストのインストゥルメンタル、曲の終わり方が中途半端な点がとっても残念。(ボートラだそうで…) |
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一曲選べと言われたら………ちょっと迷うけれど、"SHINE"を選びます。 |
このコーナー2度目の登場、TNT。ニューアルバムは前作「My Relision」のインパクトには劣るものの、 熟練の演奏と安定した実力で”安心”して聴ける1枚。 初めは実はそんなにいいと思わなかったんですよ〜、このアルバム。でも聴けば聴くほど味がでるアルバムで「流石、TNT」って感じ。 1曲目の「TOO LATE」から、ラストのボートラ「GET WHAT YOU GIVE」までTNTワールド満載(笑)です。 ライナーノーツには、POPな楽曲が多いと書いてあったけど、私はそんなにポップな曲ばっかりじゃないなぁ、と思いましたヨ。とにかくトニーの"円熟の歌唱"が堪能できるアルバムだと思います。特にルイ・アームストロングのカバー、「WHAT A WONDERFUL WORLD」なんか、意外にハマっててトニーの歌心に心がふるえる思いがします。 収録曲の透明度はアルバム毎に濁ってしまってますが。。それもTNTなんだ、と納得していただけるリスナーの人には自信を持って、おススメできる、TNTの楽曲センスの良さが光る魅力溢れるアルバムです。 | ||
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一曲選べと言われたら………"ALL THE WAY TO THE SUN"を。大陸的な広がりを感じるスケールの大きな曲。 |